似たような技術系の記事を書くことについて
はじめに
先日、フィヨルドブートキャンプ内のQ&Aにて、
調べれば出てくる技術系の記事を、アウトプットとしてもう一度書くのは、アリなのか?
という質問を立てた。
なぜこのような質問をしたかというと、以下の二点がずっと気になっていて、アウトプットの手を止める原因になっていたから。
- 調べれば似たような記事が出てくるし、自分はそれで理解できたのに、自分が書く意味はあるのだろうか?
- 他の優れた記事を探す上での邪魔になるという点で、マイナスになるのではないか?
この、
似たような記事がある中で、自分が書く意味があるのか問題
に対し、フィヨルドブートキャンプのメンターの方々から、たくさんの意見をいただくことができた。
今後、自分がアウトプットをする時の指針として、ここにまとめる。
補足:このまとめは、フィヨルドブートキャンプというプログラミングスクール内の、掲示板でのやり取りをまとめたものです。そのため、出典元のリンクは載せていません(リンクを貼ってもフィヨルドブートキャンプの関係者以外アクセスできないため)。
指針1:引用をしっかりしつつ、どんどん書こう
次にいう一つのことに気をつければ、どんどん書くと良いかと思います。 それは、参考にした「他の優れた記事」を紹介し、リンクを貼ることです。その際、自分が参考にした点や感想などを付記するとベターでしょう。 (堅苦しくいうと論文の引用のような感じですね)
もう一歩として、アウトプットを自分の成長につなげたいなら以下の2点に気をつけると良いかもしれません(というより、ぼくはこういうことを考えてアウトプットしています、という感じ) * 既存の情報と比べ、0.00001%でも「新しいこと」を残す * 将来の自分が助かるようなことを書く
udzuraさん https://twitter.com/udzura
別に内容が良くなくてもいいと思うんです。自由なのがインターネットですから。あからさまに間違った内容とか、人を不快にするようなものでなければいいんです。 それに、書き続けることで書く技術も上がっていくと思うので、とにかく書いたほうが良いと思います💡
ただ、参考にした「他の優れた記事」を紹介し、リンクを貼ること。これだけは絶対にした方が良いです。他人をリスペクトできない人間はダメ。ゼッタイ。
SummerTreeさん https://twitter.com/_SummerTree
指針2:自分のブログか、情報共有サービスかで分けよう・著作権には留意しよう
「QiitaやZennのような情報共有サービスに記事を投稿するのであれば少しは気にしたほうが良いけれども、ご自身のブログであれば、何を書こうと自分の勝手なのでアリアリのアリです。気にせず書きましょう」
SummerTreeさん https://twitter.com/_SummerTree
初心者のうちは「自分のために書く」でもいいので、その場合は他の人も書かれていますが、 * QiitaやZennではなく、自分のブログに書く * 参考文献を明記する * 参考文献を明記するにしても、「最初から最後まで参考文献の丸写し」とか「本を買わずに済んだ!って他の人が思うぐらい詳しい要約」は著作権の観点から避ける
という点に気を付けた方がいいと思います。
jnchitoさん https://twitter.com/jnchito
指針3:書くときに価値なんて気にしなくていい・価値は読む人が判断する
ロゼッタ・ストーンはもともと信仰を目的とした文章が彫られていたのですが、それが後世に発見されたとき、その文章によりヒエログリフが解読できるようになりました。 作った人たちはまさかそんなことになるなんて絶対に考えていなかったはずです。 つまり何が言いたいかというと、文章の価値は読む人が判断することです。
shibukkさん shibukk's profile
僕は全く問題ないと思います。 そもそも感想や自分なりの目線が必ず少しは入ってくるので全く同じにはならないと思います。 というか僕は意義とか全く考えてないです。書きたかったら書く。書きたくなかったら書かない。
komagataさん https://twitter.com/komagata
誰かの役に立つと良いなということであれば、自分の記事の価値を自分で評価をすることはなかなか難しいので、それは特に気にせずにパブリックな場所にアウトプットするのがいいんじゃないでしょうか。
cafedomancerさん https://twitter.com/cafedomancer
学習目的とかはあまり考えてないです。 「未来の自分がググったときに見つかるメモ帳」くらいの気持ちで書いてる記事が多い。
sinsokuさん
- 記事の技術的な内容を知りたい人
- 記事を書いた人に興味がある人
- 未来の自分
読者として誰を想定するかによって結構変わってくるかなーと思います。 とはいえ、あまり難しく考えずどんどん書いてもそこまで困る人はいないのかな、という気がします 😄
yoshitsuguさん https://twitter.com/_yoshitsugu
まとめ
これらの回答から、迷った時に使える、「パブリックな場所へのアウトプットに関する指針」を考えた✏️
自分のブログには、被り等を気にすることなく、書きたいことを書いていい。ただし著作権には十分配慮する。
引用元は必ず記載する。
- 情報共有サイトに書く場合は、少なくとも一つ、独自の何かをいれる。
- 記事の価値は、書いた人間ではなく、読む人間が決めると心得る。
これらに留意しつつ、これからもどんどんアウトプットしていきたい💪
謝辞
Q&Aに回答くださったメンターの皆様方、また、Q&Aのきっかけをくださったフィヨルドブートキャンプメンターのrihoさんに、この場を借りて、重ねてお礼を申し上げます。
ありがとうございました❗️😊
追記
キマグレエフエムさんに記事を取り上げて頂きました❗️ 現役エンジニアの方の、アウトプットに関する考えが聞けます❗️
72 ボールを蹴る子どもがいない世界ではサッカー選手は生まれない by キマグレエフエム • A podcast on Anchor